ICUにブランクがある看護師は再就職できる？年齢・ブランク・経験別に解説！

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ICUにブランクがある看護師は再就職できる？年齢・ブランク・経験別に解説！

「ICUにブランクがある看護師が再就職できるのかな？」

「ブランクがある看護師がICUで働くなんて無理だよね？患者さんに迷惑がかかるかもしれないし。でも、ICUで働きたいんだよなぁ」

このようにブランクがあってもICUで働きたいと思っている看護師さんは少なくありません。

ブランク前にICUで勤務していてICUに再就職したい看護師さんや、ブランク前にICUの勤務経験がなくICUで働きたい看護師さんもいると思います。

また、「ブランク前にICUで勤務していて、同じ病院のICUに復帰したい」、いわゆる出戻り希望の看護師さんもいますよね。

ブランクがあってもICUで働けるのかどうかを、年齢・ブランク年数・経験別に解説していきます。

 

ICUにブランクがある看護師でも再就職できる！

ICUにブランクがある看護師は再就職できるのでしょうか？

「ブランクがあるけれど、ICUに再就職したい」

「ブランクがあると、ICUでは無理かな。一緒に働く看護師にも迷惑がかかるだろうし、ブランクがある看護師に看護される患者さんも嫌だよね」

こんな思い・不安を持っている方。

大丈夫、安心してください。

ブランクがあってもICUに再就職することができます。

「え？本当？大丈夫なの？」

そんな不安は、努力で何とかできます。

みんな最初はICU未経験でICUで働くんです。

そして、ICU未経験の看護師は先輩看護師にカバーしてもらいながら、努力して、ICU看護師として成長していきます。

だから、あなたもブランク明けでそのようにしていけば良いのです。

先輩看護師に指導を受け、カバーしてもらいながら、努力して成長していけば、立派なICU看護師になれるでしょう。

ただ、ブランクがある看護師は誰でもすぐにICUに再就職できるというわけではありません。

ICUでの勤務経験やブランク年数によって、まずはどうすべきかが変わってきます。

 

ICUにブランクがある看護師は再就職できる？ICUでの経験・ブランク年数別に解説

ICUにブランクがある看護師は再就職できるのかをICUでの経験の有無やブランク年数別に解説していきます。

 

ブランクが3年以内の場合

ブランクが3年以内の看護師さんは、基本的にはICUに再就職できます。

 

ICUでの勤務経験がある看護師の場合

ブランク前にICUでの勤務経験があり、ブランクが3年以内の看護師さんは、ICUに再就職できます。

再就職後も最初は少し戸惑うかもしれませんが、すぐに仕事に慣れてバリバリ働けるでしょう。

ブランク3年以内なら忘れていることがあるかもしれませんが、すぐに思い出すことができます。

考えてみてください。

ICUで働いていた看護師さんが産休・育休で一度現場を離れて、育休明けでまたICUに復帰してくることは珍しくありません。

そのような看護師さんはブランクが1年以上ありますが、普通にICUで働いていますよね。

だから、ICU経験がある看護師さんはブランク3年程度ならそれほど気にする必要はありません。

ブランク前と同じ病院のICUに復職希望（出戻り）の場合は、3年以内ならICUに配属されやすいと思います。

 

ICUの経験はなく、急性期病棟経験者の場合

ブランクが3年以内で、ICUの経験はないけれど、ブランク前は急性期病棟で働いていた看護師さんは、「スムーズ」とはいきませんが、ICUへの再就職は可能です。

ただ、相当苦労することは覚悟してください。

「看護師の仕事を思い出す」＋「ICUでの仕事を覚える」という2つのことを同時進行で行いますので、かなりの気力・努力・モチベーションは必要になります。

その覚悟がある人のみ、ICUへの再就職にチャレンジしてください。

 

ICUの経験も急性期病棟の経験もない場合

ICUの勤務経験もないし、急性期病棟の経験もないけれど、ICUに挑戦したいという人もいるかもしれません。

そんなあなたは、まずは急性期病棟に復職しましょう。

ブランク3年以内でも、急性期病棟経験がないと、ICUに転職してもなかなか戦力になることはできません。

急性期病棟で経験を積んでから、ICUにチャレンジしたほうがスムーズだと思います。

 

ブランクが3年～5年の場合

ICUでの勤務経験がある看護師の場合

ブランクが3年～5年でICUでの経験がある看護師さんは、ちょっと大変かもしれませんが、ICUへの再就職は可能です。

ブランクが3年以上になると、本格的にブランク前の記憶が薄れてきます。

そのため、ブランク前にICU勤務経験があっても、スムーズに再就職できるというわけではありません。

ただ、ブランク5年以内なら、何とかなります。

もし不安が大きいのであれば、大学病院などの高度急性期病院のICUではなく、地域密着型の総合病院のICUを選ぶと、重症度が少し低いので、無理なく働けると思います。

 

ICUの経験がない場合

ICUの勤務経験がなく、ブランクが3～5年の看護師さんがICUで働くのは相当厳しいです。

ICUで働くのは無理とは言いません。

でも、あなたが苦労したり、挫折感を味わったりする可能性があります。

まずは、急性期病棟に再就職して、看護師の勘を取り戻してから、ICUにチャレンジしたほうがスムーズでしょう。

 

ブランク5年以上

ブランクが5年以上ある場合は、ICUの経験があってもなくても、まずは急性期病棟に再就職することをおすすめします。

ブランクが5年以上あると、看護師として働いていたころのことはすっかり忘れているはずです。

その状態でICUに再就職しても、良いことは1つもありません。

あなたも辛い思いをするでしょう。

看護スキルがおぼつかないことで、先輩看護師にも迷惑をかけるかもしれません。

さらには、医療ミスを起こして、患者さんに迷惑どころか大きな損害を与える可能性すらあります。

そもそも、ブランクが5年以上あると、ICUを希望しても配属してもらえない可能性が高いです。

だから、まずは一般病棟に再就職して、看護スキルを取り戻してから、ICUに異動・転職しましょう。

急がば回れ。

それが、ブランクが5年以上ある看護師さんがICUで働く方法になります。

 

ICUに40代でブランクがある看護師が再就職するのは無理？

ICUに40代でブランクがある看護師が再就職するのは無理なのでしょうか？

40代でブランクがあるけれど、やっぱりICUで働きたい。

そんな思いを抱えている看護師さんもいると思います。

確かに、ICUは夜勤が多くて体力勝負の職場です。

また、一般病棟以上に新しいものがドンドン導入されていきます。

そのようなところで、40代のブランクありの看護師が働くのは厳しいのは事実です。

でも、あなたは年齢を理由に自分の夢・自分の希望を諦めるのですか？

絶対に後悔しますよね。

だから、まずはチャレンジしてみましょう。

チャレンジしてダメだったら、その時諦めれば良いのです。

40代以上でも先ほど紹介した経験別・ブランク年数別に則って、ICUへの再就職にチャレンジしてみましょう。

 

ICUにブランク看護師が出戻りで復帰するのは別の病院への再就職よりも有利？

ICUにブランク看護師が出戻りで復帰するのは、別の病院のICUに再就職するよりも有利なのでしょうか？

もし、あなたがブランク3年以内で、かつ円満退職をしてICUでの勤務年数が長いなら、出戻りで復帰したほうが有利です。

そうでないなら、別の病院のICUへの再就職を狙ったほうが、ICUに配属される可能性は高いかもしれません。

なぜなら、円満退職をしているなら、その病院のあなたへの印象は悪くありません。

また、ブランク前はICUでリーダーを取っていたり、どんな症例も1人でしっかり受け持ちできるくらいの実力があって、ブランク3年以内なら、「ICUで即戦力になれる」と判断されるはずです。

あなたのICUでの仕事ぶりを知っていて、なおかつ即戦力を期待できるブランク期間だから、あなたをICUに配属してくれる可能性が高いんです。

逆に、円満退職をしていなければ、その病院のあなたへの印象は悪いですから、そもそも採用してもらえない可能性があります。

また、ICUでの勤務年数が短い状態で退職していれば、「ICUが合わなかったのかも。一般病棟の方が良いかな」と思われるかもしれません。

ブランクが長ければ、「ICUはちょっと厳しいかな」と判断されかねません。

それなら、出戻りで復帰するよりも、別の病院でICUを希望したほうが、あなたのことを知らない分、ICUに配属されるチャンスが出てくるのです。

 

ICUにブランクがある看護師が再就職するための3つのポイント

ICUにブランクがある看護師が再就職するための3つのポイントを確認しておきましょう。

 

体力を過信しない

ICUは体力勝負です。

夜勤も多いです。

私が働いていたICUは3交替でしたが、月平均13～15日夜勤がありました。

2交替だと7～8日ですね。

ブランク前は体力に自信があったとしても、ブランクによって想像以上に体力が低下しています。

ブランクがある看護師さんは、体力面や夜勤回数で挫折することも多いです。

ICUへの再就職を希望する看護師さんは、体力を過信することなく、体力づくりから始めてみてはいかがでしょうか。

 

新卒看護師に戻った気持ちで

ブランクがある看護師がICUに再就職するなら、謙虚な気持ちを忘れてはいけません。

ブランク前にICUでバリバリ働いていた人でも、ブランク中にいろいろと新しいシステムが導入されているかもしれません。

また、あなたがそんなつもりはなくても、うっかり忘れていたり、勘違いしていたりすることもあるかもしれません。

それなのに、あなたが「私、ICUで働いていたし、知っているから～」という態度で働いていたら、誰も教えてくれないし、誰も助けてくれません。

だから、新卒看護師に戻ったつもりで、謙虚な気持ちを忘れずに働くことが、ブランクからICUに復帰する時の重要なポイントなんです。

 

子持ち看護師は職場環境・家庭環境を確認

ブランクありでICUに再就職を考えている看護師さんの中には、子どもがいる人が多いと思います。

出産・育児でブランクがあってICUに復職したいというあなたは、家庭環境・職場環境の調整・確認が必要です。

• ICUは夜勤が多いけれど大丈夫？
• ICUは勉強会が多いけれど参加できる？
• ICUは知識のアップデートが必要だけど、勉強時間確保や気力はOK？

この辺りは、あなたの家庭環境の調整になります。

旦那さんや両親、家族と相談して、ICUで働ける環境を整えておきましょう。

ICUは20代の独身看護師が多いです。

あなたが独身だった頃を思い出してください。

独身の頃ってママナースへの理解が乏しくて、「ママナースだからって、優遇されてズルい！」なんて思ったことはありませんでしたか？

あなたもそう思われる可能性はあります。

だから、できるだけママナースが多めのICUを探したほうが良いです。

24時間託児所がある病院のICUなら、ママナースは多めかもしれません。

★リンクは子持ち看護師の記事を書いた時に加筆？★

 

看護師転職サイトを使う

ブランクがある看護師がICUに再就職したいと思っても、ICUに配属されない可能性が高いです。

ICUを希望しても、一般病棟に配属になってしまったら、ガッカリですよね。

ブランクが短くても、「ブランクがある」というだけで、配属希望を無視されて、自動的に一般病棟に配属になることも珍しくありません。

それを回避するためにも、看護師転職サイトを使いましょう。

看護師転職サイトを使うと、「この看護師さんはICU希望です。ブランクは○年程度で短いですし、ご本人もICUの大変さなどをしっかりわかっていますので、ICUに配属してください」と担当者が配属交渉をしてくれます。

「採用ならICU配属」の約束で採用試験を受けることも可能です。

転職活動をしっかりサポートしてもらえるので、ブランクがあっても採用してもらいやすいんです。

 

まとめ

ICUにブランクがある看護師が再就職できるかどうか、ブランク年数別・経験別に解説しました。

ブランクがあっても、ICUへの再就職を諦める必要はありません。

看護師転職サイトを使うことが、ICUへの再就職の一番の近道と言えるでしょう。

ブランクが長い看護師さんには、どうすれば最短でICUで働けるのか？などの相談にも乗ってくれます。

看護師転職サイトは無料で利用できますので、気軽に登録して、担当者に相談してみましょう。

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